平成29年8月21日月曜日
みま〜も・かごしま 第5回地域づくりセミナー
賛助会員さんでもある司法書士 芝田淳さんによる『身寄り』問題について考える、というテーマで『身寄り』問題対策総合地域づくり事業のお話をして頂きました。
医療介護関係者、民生委員さん、地域の方多数ご参加頂きました。
2004年 ホームレスの炊き出しに参加した事をきっかけに一連の活動を開始。
現在の『身寄り』問題について
人が生きる上で自分のことを自分で出来なくなる時「家族がするのが当たり前」となっている日本の文化の中で社会が変容し『身寄り』の無い方は様々な場面で排除、差別に直面している。
また、幸せな生活の基本である住まいについて「連帯保証人」や「身元引受人」がいないと契約に至らず住まいを確保できない方もおられる。また、精神科病院においてもそこが確保できずに数十年といった長期間退院出来ない例もある、とのこと。
社会との絆が切れ結果的に孤立する。
成年後見制度の課題や生活保護制度の矛盾についても実例を挙げお話し頂きました。
そのような『身寄り』の無い方でも幸せに生きていける、自らの幸せを追求できる社会にしたいとの、思いで様々な活動を展開。
つながる相談会
ゆくさの会
みま〜も地域見守りキーホルダーとの連携も取り入れてくださり話を進めております。
いつか「つながる鹿児島があるからあんしんだね」と『身寄り』のない方はもちろん
『身寄り』のない方を支援する方々や病院や施設、みんなから頼りにされる仕組みづくりを目指しています、と力強く話してくださりました。
無いものを作っていくことは大変な苦労があると思いますが、みま〜も・かごしまの理念でもある「安心」がまず確保されないと豊かな、幸せな町は築かないと思います。貴重な活動なので継続して連携していきたいと思っております。
参加して頂いた方々からも多くの質問が上がりました。再度このような話の機会を持ってください、とのありがたいご要望も頂きました。
東京本家みま〜もさんからも会員の方が応援に駆けつけてくださりました。
ご参加頂いた皆さんどうもありがとうございました😊